さて、前ページの質問に対して回答頂き、その採点と解説とを見て行きましょう。
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2.テスト&採点
それでは、あなたの順位の欄に最も深刻だと思う行動を「1」としてランク付けし、以下10位まで「2」「3」…「10」のランクを記入して下さい。
- 非社会的・引きこもる
→ あなたの順位( )専門家の順位( )差( ) - 疑い深い
→ あなたの順位( )専門家の順位( )差( ) - 悲しげ・憂鬱
→ あなたの順位( )専門家の順位( )差( ) - 怒りっぽい
→ あなたの順位( )専門家の順位( )差( ) - こわがり・臆病
→ あなたの順位( )専門家の順位( )差( ) - 残酷
→ あなたの順位( )専門家の順位( )差( ) - すぐにやる気を失う
→ あなたの順位( )専門家の順位( )差( ) - 影響されやすい
→ あなたの順位( )専門家の順位( )差( ) - 他人をひどく批判する
→ あなたの順位( )専門家の順位( )差( ) - 傷付きやすい
→ あなたの順位( )専門家の順位( )差( )
このテストの項目は、児童心理学者・精神科医・ソーシャルワーカー・カウンセラーらが評価に使う特性のリストを使っています。これらの中では「非社会的・引きこもる」が、最も深刻な問題とされています。
採点方法は、専門家の順位の欄に、上から順番に1〜10を記入して下さい。これが専門家の付けた順位です。そして各項目の「あなたの順位」と「専門家の順位」との差を「差」の欄に記入して下さい。
この「差」の数字をすべて足したものが、あなたの得点です。
点は0〜50に分布し、得点が0に近いほど、深刻な問題行動についての見方が、児童心理の専門家に近いという事を示します。
3.解説
残念なことに、子どもの精神を健全に保つ責任のある大人の多くが、将来、問題を起こす重要な兆候を見逃しています。
このテストで取り上げた10の行動は、どれもある程度、子どもの深刻な問題を示しています。特に上位3〜4位までの行動は深刻度が高いです。
一般的に、教師が深刻とみなす問題は、教師や学校を困らせる問題であったり、或いは、教室で決まりを守らないといった問題で、必ずしも専門家が考える子どもの精神的な危機を示す行動ではありません。
この調査が初めて行われたのは50年ほど前ですが、それから30年後に同様の調査が行われた時は、教師と親との評価が、以前のデータより専門家の意見に知覚なっていました。その一方で、専門家の判断も以前より慎重になっていた、という記録が残っています。
現在の調査では、どの立場の大人も、引きこもり・悲しげ・鬱・臆病といった性質を、以前より重視しています。
これらの研究結果で、専門家から見て喜ばしく、また心強いのは、50年前と比べて、ベテランの教師や親が、問題が大きくなる前に、子どもが出しているサインに目を止めるようになっている、ということです。
どうでしたか?
ご自分だけでなく、ご家族やご友人とともにテストを楽しみ結果を比べてみると面白いかもしれません。
今回の記事はここまでです。
また次のテストでお会いしましょう。
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