好むと好まざるとに関わらず、社会で生きていくためには信頼というものは必要欠くべからざるものです。
飴を舐めたり、自動車に乗ったりといった日常的なことでさえ、飴が溶けて居ないこと、自動車の整備点検が適切に行われているという信頼できる事実が必要ですね。
すなわち、社会的な生活の恩恵を楽しむためには、お互いを信用して頼り合う（信・頼→信頼）関係を築かなければなりません。そして、場合によっては「愛される人」より「信頼できる人」という方が褒め言葉になることもあるのです。
当然のことながら、他人をどの位信頼するかは状況によって違います。見知らぬ相手でも、飲み屋で会うより仕事先で会った人の方が信頼しやすい場合もあります。友人の中でも、自分自身の秘密を打ち明けられる人というのは限られてきますね。しかし、信頼というものは完全に状況や判断任せというものでもないようです。
マサチューセッツ州メドフォードにあるタフト大学で、心理学者のC・ジョンソンとジョージとW・スワップとが＜インターパーソナル・トラスト＞という性質が有ることを突き止めました。
これは、一言で言えば「恋に落ちやすい性質」なんです。
彼らは更に研究を重ね、女性は男性よりも他人を信頼しやすい傾向があることも判りました（但し…他人を信じやすいか否かは、性別のみで分類できるというわけではありません）。また、不信感が強い時は、無条件に相手を愛することは困難である、と研究で結論付けています。
もちろん、他人をどのくらい信用し頼るかは、時間の経過とともに変化する可能性はあります。また、誰かを信用できないと感じるのは、様々な要因が重なって起きる反応で、ずっとそのまま不変である、というワケではないのです。
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1.テスト
さて、自分が恋をできるかどうかを知りたい時、今回のテストは何らかのヒントを与えてくれるに違いありません。これは、上記したタフト大学での研究に基づいたテストなのです。
以下の質問に、自分の考えに近い答に○を付けてください。
- 返してもらう時に起こりがちな面倒を考えると、人にお金を貸す気にならない。
→ a.はい b.いいえ - 他人を褒める人は、ただ自分の利益のためにお世辞を言っているのであって、本心から言っているわけではない。
→ a.はい b.いいえ - たいていの人は利益のためなら、自分の意見を曲げる。
→ a.はい b.いいえ - 借りた物を傷つけてしまっても、返すときにその事を相手に伝えないだろう。
→ a.はい b.いいえ - 今の時代、ほとんどの人が他人を頼りすぎている。
→ a.はい b.いいえ - 去る者は追わず、来る者は拒まずという姿勢を保てる。
→ a.はい b.いいえ - 儲けが少ないので給料を上げることはできないと会社が言っても、それが本当かどうか疑ってしまう。
→ a.はい b.いいえ - 政治家はほとんど、何らかの形で賄賂を受け取っている。
→ a.はい b.いいえ - 成功するかどうかは、何を知っているかではなく、誰を知っているかで決まる。
→ a.はい b.いいえ - 今は一世代前の人々に比べて、モラルが低下している。
→ a.はい b.いいえ
さあ、この問いから垣間見えてくる、あなた自身の性格を次ページで見てみましょう。
尚、この問いは次ページにも掲載されていますので、焦って回答なさらなくても大丈夫です。
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