シカゴで子供のための適応指導校(行動的・感情的な障害を持つ子供を教育する学校)を設立した心理学者のブルーノ・ベッテルハイム博士は、愛情だけでは子供の健全な精神を育てることは出来ない、と強調しています。
子供に愛情をたっぷりと注いでも、間違いを犯して子供に悪影響を与えることがあります。それは判断ミスであって、愛情の欠如ではありません。
賢明な親は子供に目をかけて愛情を注ぎつつ、悪い事をしたら叱って、子供自身にも納得させます。しかし、許せる行動であるか否かの境界線は親によっても異なります。
どの様に育てるか? はそれぞれの親の考え方によって千差万別ですが、精神・感情が健康な子供を育てる為の、一般的なガイドラインがあるのです。
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1.テスト
さて、このテストは、母子関係の研究をしているミシガン大学のジェームズ・V・マコネルの調査に基づくものです。
もし、あなたが親だとしたら、親としての姿勢について誤解していないかを理解するのに役立つでしょう。
以下の質問に、正しいと思う答、自分の意見に近い答に○を付けて下さい。
- 子供には、悪いことをしたときどんな罰を与えるか、事前に知らせておいたほうが良い。
→ a.はい b.いいえ - 自分の子供に対する気持ちは、どんな行動をしたかで、その時々によって変わる。
→ a.はい b.いいえ - セックス・たばこ・アルコールなどといった「きわどい」話をしている時、子供に質問されるときまりが悪い。
→ a.はい b.いいえ - 定期的にそれぞれの子供と一対一で話す時間を取っている。
→ a.はい b.いいえ - 素直な感情を表すことは健全なので、兄弟や友達の前で誉めたり叱ったりできる。
→ a.はい b.いいえ - 時々失敗して苦しむことはあったとしても、子供にはできるだけ早く独立心を植え付けるべきだ。
→ a.はい b.いいえ - ケンカになるのがいやなので、論争になりそうな話題について子供と話すことは殆どない。
→ a.はい b.いいえ - 自分は子供の気持ちがよく解る、友達のような親だと子供に伝えている。
→ a.はい b.いいえ - 子供は親の判断を疑ってはいけない。
→ a.はい b.いいえ - 基本的に殆どの子供が親に対して、今より自由を与えて欲しいと思っている。
→ a.はい b.いいえ - あまりに早い時期から良い成績をとる事を求めると、子供は不安になる。
→ a.はい b.いいえ - 扱いにくい子には、より厳しいしつけが必要である。
→ a.はい b.いいえ
さあ、この問いから垣間見えてくる、あなた自身の性格を次ページで見てみましょう。
尚、この問いは次ページにも掲載されていますので、焦って回答なさらなくても大丈夫です。
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