自分探しの部屋

あなたは社交的?(後)

さて、前ページの質問に対して回答頂き、その採点と解説とを見て行きましょう。

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2.テスト&採点

 

自分に最もあてはまると思われる答に○をつけて答えてください。

 

  1. 自分で話すより人の話を聞く方が得意だ。
    → a.大いにあてはまる b.だいたいあてはまる C.ややあてはまる d. あてはまらない
  2. 他の人に比べると、自分は親しくなりにくいタイプだと思う。
    → a.大いにあてはまる b.だいたいあてはまる C.ややあてはまる d. あてはまらない
  3. 世間話をするのは苦痛、あるいは不輸快だ。
    → a.大いにあてはまる b.だいたいあてはまる C.ややあてはまる d. あてはまらない
  4. 心配症である。
    → a.大いにあてはまる b.だいたいあてはまる C.ややあてはまる d. あてはまらない
  5. 大きな集団の責任者になりたくない。
    → a.大いにあてはまる b.だいたいあてはまる C.ややあてはまる d. あてはまらない
  6. 自分の服の前面に、大きなシミがあるのを指摘されたら、人目がとても気になる。
    → a.大いにあてはまる b.だいたいあてはまる C.ややあてはまる d. あてはまらない
  7. よく白昼夢にふける。
    → a.大いにあてはまる b.だいたいあてはまる C.ややあてはまる d. あてはまらない
  8. 自分が何かしているところを知らない人にじっと見られると、落ち着かない。
    → a.大いにあてはまる b.だいたいあてはまる C.ややあてはまる d. あてはまらない
  9. 人と話しているとき、ぎこちなさが取れるまでに時間がかかる。
    → a.大いにあてはまる b.だいたいあてはまる C.ややあてはまる d. あてはまらない
  10. 公共の場で転んだら、とても恥ずかしい。
    → a.大いにあてはまる b.だいたいあてはまる C.ややあてはまる d. あてはまらない

 

上記の設問に対し、aは1点、bは2点、cは3点、dは4点として合計点数を求めて下さい。

 

3.解説

 

西洋社会では外向的な性格のほうが高く評価されることが多い…と言われています。そうした社会では、積極的で他の子どもと仲良くできる子どもを好ましく思い、そのような性質が乏しい子の評価は必ずしも高くはありません。その一方で、内向的な性質が好まれる社会もあるそうです。

 

ドイツの心理学者でキングス・カレッジ・ロンドンの教授であったハンス・アイゼンクはロンドンのモーズレー病院で研究を行い、内向的&外向的については、文化よりも生物学的な面から説明したほうが納得しやすいと主張しています。

 

アイゼンクによれば、内向的な人は外向的な人より神経系が敏感で、多くの情報を処理して脳が故障してしまわないよう内に引きこもるのだそうです。内向的な人はマイペースで、他人の意見にまどわされることがあまりありません。他方、外向的な人は刺激を欲しがり、他人の面白い意見やアイデアを積極的に求めます。

 

どちらかの性質が極端に強い人でも、状況に合わせてこの2つの間で変化します。たとえば平素は内向的な人でも、パーティーの場にに知っている人がいれば、積極的で口数が多くなるでしょう。けれどもパーティーに招いてくれた主催者が忙しくしていて、自分(その内向的な人)に話し相手がいないと、その人の社交的な面は表に出てこないかもしれません。

 

どちらのタイプにもよい面がみられますが、それが、あまりにも度が過ぎると、 問題が起こる可能性もあります。

外向的な傾向が強い人は、他人とのふれあいとのフィードパックが必要で、1人静かに仕事や勉強をしていると落ち着きません。そして、誰かのそばにいたいと強く願うのです。逆に、内向的な傾向が強いと、ごく気楽な状況でも他人と一緒にいると落ち着かず、一人になりたがります。

 

一般的な話として申せるのは、どちらにしても、ほどほどが大切である、ということです。

「論語」にもある通り、「過猶不及 (かゆうふきゅう)」<過ぎたるは 猶(な)ほ及ばざるがごとし(訓読)>なんですねぇ。

 

どうでしたか?

ご自分だけでなく、ご家族やご友人とともにテストを楽しみ結果を比べてみると面白いかもしれません。

今回の記事はここまでです。

また次のテストでお会いしましょう。

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