さて、前ページの質問に対して回答頂き、その採点と解説とを見て行きましょう。
2.テスト&採点
それでは、以下の質問に「はい」「いいえ」で答えて下さい。
- 自分は内向的というよりは外向的だと思う。 → はい いいえ
- 鏡を見ながら、いろいろな顔をしてみることがある。→ はい いいえ
- 笑えるドラマや劇を見たいときは、動きが速いものより、ゆっくりしたものを選ぶ。→ はい いいえ
- 自分にまつわる冗談を言われると気分が悪い。→ はい いいえ
- どの写真も自分の本当の姿が映っていない。→ はい いいえ
- ジョークをたくさん覚えようとしている。→ はい いいえ
- 動物園ではサルやゴリラより、ライオンやトラを見るのが好きだ。→ はい いいえ
- あまり社会的な制約を気にせず自由にふるまう。→ はい いいえ
- 歌やダンス、あるいは自分についての話をして、他人を楽しませるのが好きだ。→ はい いいえ
- いますぐ何か、小さな絵を描いてみてください。
上記の設問に対し、問題1〜9については、以下の答を1点とし、問題10については、ほとんど曲線だったら1点として、その合計点数を求めて下さい。
- はい
- はい
- いいえ
- いいえ
- いいえ
- はい
- いいえ
- はい
- はい
結果はどうだったでしょうか?
- 8〜10点:あなたにはユーモアのセンスがあり、人を笑わせる力があります。
- 4〜7点: あなたの他人を笑わせる能力は平均的です。
- 0〜3点:あなたはまじめすぎて道化の役割を演じることができません。あなたは人の視線を意識しすぎてしまうのかもしれません。少し羽目をはずして楽しむことを心がけてみましょう。
注:このテストが何点であっても、練習によってユーモアを発揮できるようになるものです。毎日の生活の中で、ものごとの明るい面をみる様にしてみましょう。それだけで自分も他人も楽しく過ごせるようになり、ストレスにうまく対応できるようにもなるはずです。
3.解説
このテストで正解とされているのは、ユーモアセンスを持つ人に多く見られる回答です。
ではそれぞれの項目についての解説してみましょう。
- ユーモアとは他人と分かち合うもので、外向的な人のほうが、高いユーモアセンスを持つことが多い傾向にあります。
- 自分を他人の目で見ようとすると“分離”という現象が起こり、客観的に自分をみられるようになります。これは他人を楽しませるためには大事な性質だとされています。臨機応変な対応ができ、ものごとの明るい面を見られることを意味するからです。
- ゆっくりと動く絵は、美や科学的な詳細を強調するための手法であり、笑いを起こすためには速い動きが用いられます。ボケとツッコミにスピードが要求されるのもこうしたことでしょうか。
- 自分を否定されるのを受け入れられることは、ユーモアのセンスと密接な関係があります。自分を笑えることは、健全で、人を非難しない姿勢の現れだ。自虐ネタOKということでしょうか。
- 自分を客観的に見られない人は、融通がきかず、自分をまじめにとらえすぎるところがあり、ユーモアのセンスも乏しい傾向にあります。
- おもしろい話ができる人はだいたいジョークを覚えることも得意です。そのような人はユーモアに反応すると同時に、自分から先に働きかけるタイプでもあります。人を笑わせるには、ジョークをよく覚える記憶力と、それを話したいという気持ちの両方が必要です。
- 人間は猿の仲間にとてもよく似ています。ライオンやトラよりゴリラやチンパンジーを見るほうが楽しいのは、自分自身を笑いたいという気持ちの表れといえるでしょう。おもしろい人はたいてい、自分を笑うことができ、といえましょう。
- 制約を気にしないで自分に正直になろうとする性質は、冗談好きな人が共通して持っている性質です。
- 他人を楽しませたいという気持ちは、人から注目され、賞賛されることに違和感がないことを示します。
- 曲がった線や波のような線は臨機応変な性格を表します。直線や角ばった線には、緊張感や厳格な考え方が表れており、曲線はオープンで遊び心のある性質を示します。
おどけるのが好きな人は、他人が楽しんでいることを楽しみます。観客の笑い声、拍手、賞賛によって自尊心が高まり、他者から認められているという意識が強まるのです。
しかし笑いは演じる側の気分をよくするだけでなく、観客にとってもよいことがあります。ユーモアには癒しの力があるということがわかっています。苦痛やトラウマを和らげたり、悪いように思えることに対する見方を変えるために、心理療法にユーモアが取り入れられるようになっています。
どうでしたか?
ご自分だけでなく、ご家族やご友人とともにテストを楽しみ結果を比べてみると面白いかもしれません。
今回の記事はここまでです。
また次のテストでお会いしましょう。
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